ハニカム材販売開始

種類:6 / 8 / 15mm
サイズ:2300mm×1150mm

ジャパン開発株式会社
TEL:0276-72-0069
email: info@jkk-tokyo.com

Honeycomb(ハニカム板)とは、6角形の蜂の巣(セル)状に形成されたポリプロピレン製コア材です。
風力発電のプロペラ、飛行機・グライダー等の補強材として開発されました。
軽量・高強度・高剛性・衝撃緩和性・防音性・防水性・耐腐食性等に優れています。
Honeycomb板は、カッターナイフで容易にカット出来ます。また、樹脂との接着を良くし、樹脂でセルが満たされることを防ぐために表面に布が貼ってあります。
Honeycombを利用することで、積層の手間を省き、超軽量・高強度・厚みを出すことが出来ます。
(ハニカム板種類:6・8・10・15・30mm、サイズ2300mm×1150mm)

ハニカム材は、航空機・自動車・列車・モーターボートの補強材、プレハブ・屋根・カウンター・ドア等の建築材、家具、桟橋やイケスなど防水設備に使われています。

現在、レジャーボート・漁船等は、FRP(強化プラスチック)で作られています。
FRPは、木材や鉄に比べ、軽量・防水性・耐候製・デザイン性・加工修理し易さに優れています。
但し、FRPは、強度を出すために木材・耐水ベニヤ・コルク・コアマット・ウレタン等を芯材・補強材として使います。
これらの補強材は、樹脂との相性・加工・重量等の問題。
さらに、経年劣化による強度減少、水分を吸収することで重量増加等の問題があります。

ボート先進国のアメリカでは、高級ボートやレース用カッター・ヨットなど軽量・高強度が求められるボートにHoneycombが使われています。
Honeycomb使用艇は、様々な利点から「ハニカム艇」と呼ばれています。
弊社では、6年前からボートの骨・隔壁・部屋・トランサムなどの補強材にHoneycombを使用しています。
厚みの違うHoneycomb(6・8・10・15・30m/m)を適所に使用することで、デザイン性向上、製造時間の短縮船体重量の軽量化・高剛性のボートが完成しました。
ボートの補強材にHoneycombを使用することで次の利点が得られます。

Honeycombを使用することで、樹脂量、積層材使用量、積層工数の削減により、製造時間・コストが削減出来ます。
特に平坦性・平面剛性に優れており、軽量で高剛性な製品を容易に製造出来ます。

グライダーや飛行機の材料として開発されたHoneycombは、軽量・高強度素材です。
Honeycombは、六角形のセルに樹脂を入れる密閉コア構造のため、硬質・高強度になります。
さらにHoneycombは軽量なため、従来型ボートに比べ船体重量が25~30%軽減できました。
よって、同サイズのボートより小型エンジンで高速走行ができ、エンジン代・燃料代が削減出来ます。
船体強度があるため、大型エンジンを搭載し速力アップも可能です。

Honeycombの両面を積層しても細かく分かれた6角形のセル内部は中空層になります。
そのため、衝撃負荷を整流・緩和します。また、波の音・雑音を中空層が遮断します。
よって、従来型ボートに比べ波当りが柔らかく静か=安心感のある走行が可能です。
さらに、中空層が温度伝達を遮断するため、外気温が室内に伝わりにくく快適な室内を実現します。

木材・耐水ベニヤ・ウレタン等の補強材は、FRPの経年劣化により亀裂箇所や摩耗箇所から水が浸入し、また、ビルジの蒸発や湿気などの水分を吸い重くなります。
樹脂で覆われた補強材は、水を排出できず内部から腐ります(補強材の腐蝕=強度低下)。
中古艇の床がベコベコ、エンジンベッドの強度不足、重量増加による速力低下はこれが原因です。
一方、ポリプロピレン製Honeycombは、密閉コア構造のため吸湿性がなく、優れた耐蝕性と耐久性があります。
そのため、製品性能が永続的に続きます。



トップへ