Honey combとは、図1のような6角形の蜂の巣状(セル)に形成したコア材です。風力発電のプロペラ、飛行機・グライダー等の補強材として開発されました。軽量・高強度・高剛性・衝撃緩和性・防音性・防水性等に優れています。
現在は航空機・スポーツカーの補強材・建築材料等にも使われています。
ボートでは、最高級のカスタムレース用カッターやヨットに使われ始めました。
Honey comb仕様艇は、「ハニカム艇」と呼ばれる最高級艇です。

新造船の骨・隔壁・補強材は、全てがHoney combを使用しています。
また、厚みの違うHoney comb(9・12・15m/m)を適所に使用し、軽く強度のあるボートを完成させました。
ボートの補強材にHoney combを使用した事により、木・耐水ベニヤ・コルクと比べて次のような利点が得られました。

1、高強度・衝撃緩和・防音
Honey comb(6角形のセル)に樹脂を入れる密閉コア構造のため、高密度で硬質・高強度になります。また、図2のように細かく分かれた蜂の巣構造が衝撃負荷を分散する事で、衝撃を緩和し波当たりが柔らかく、乗り心地が良くなりました。(アメリカの名艇ウッドボートのようにです。)
また、波の音・雑音等も分散される事で、静かな走行が可能です。

2、軽量
グライダーや飛行機の素材として開発されたHoney combは、最軽量素材です。 その軽さは、他の補強材(木・耐水ベニヤ・コルク等)とは比較になりません。 軽量なHoney combを使う事で船体重量が大幅に軽くなります。 よって、同型サイズのボートより小さいエンジンで高速走行ができ、エンジン代・燃料代が経済的です。

3、腐食防止性・防水性
木・耐水ベニヤ・コルク等の補強材は、歳月の経過とともにタッピングやボルト締め箇所より水が染み込んだり、ビルジの蒸発や湿気などで水分を吸います。樹脂で覆われた補強材は、水を排出できず、腐ります(補強材が腐る=強度が落ちます)。中古艇のデッキや床がベコベコなのはこのためです。
しかし、Honey combは、素材がプラスチックであり密閉コア構造のため吸湿性がなく、優れた耐水性と耐蝕性があります。 また、高い平面精度と平坦性をもち、面積の広いデッキが永続的に剛性を保ちます。

図3のように木・耐水ベニヤ・コルクではなく、Honey combを使用してます。

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